知らないと損!家財の地震保険、その査定方法

知らないと損!家財の地震保険、その査定方法

保険事業部です。

2018年6月18日に大阪北部地震がありました。被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。予想外のことで、驚いた方も多かったのではないでしょうか。地震が起きた時、損害をどれくらいカバーできるかは重要な問題です。どのような査定方法で、どれくらい保険金が支払われるか、基本的な知識があれば役に立ちます。今回は、意外に知られていない家財の地震保険、その査定方法についてご説明したいと思います。

1.家財の認定基準

地震保険は火災保険とセットで加入する必要があり、火災保険の保険金額の30%~50%の範囲で設定が可能です。家財の地震保険は補償金額の上限が1,000万円で、地震以外に津波や噴火を含む、損害が一定の基準に達した場合のみ保険金が支払われます。

 

2016年12月末までに開始となる契約では、認定基準は3区分でしたが、「地震保険に関する法律施行令」が改正され、保険始期が2017年1月1日以降の地震保険契約では、「半損」があらたに2分割され、4区分(全損・大半損・小半損・一部損)となりました。

(1)2016年12月まで

改定前は3区分で、支払われる保険金が半損の場合50%で、一部損の場合と10倍の開きがありました。

(2)2017年1月以降

半損に近い一部損の場合、不公平を感じる場合もあり、この点が改正されました。地震等によって損害を受けた際、家財全体の時価額の10%を超えた場合に保険金が支払われることになります。これがポイントです。では、もう少し詳しく見てみましょう。

 

2.補償対象となる家財と分類

 家財の地震保険では、対象となる物と、家財の分類が決められています。

(1)対象となる物、ならない物

対象となる家財は、単に言えば、居住用建物にある「家具」のことです。テレビや冷蔵庫、食器棚などで、「持ち運びできるもの」と考えればわかりやすいと思います。但し、地震保険では補償の対象とならない物があります。例えば、自動車や1個または1組で30万円を超える宝石、骨董品、美術品などで、現金や有価証券も対象になりません。

(2)家財査定時の分類

このように、家財は大きく5分類され、これがさらに代表品目別で29種類に細分化されています。家具類では、食器棚、サイドボード、たんすなどです。分類内での各品目ごとの構成割合(%)と最大値(%)が決められています。この表をもとに損害状況を査定することになります。それでは、具体例を見てみましょう。

 

 

3.家財保険金の査定方法

家財が全体のうち、どの程度の損害を受けたかは、損害保険の調査員が査定することになります。

(1)査定方法

(例)

2017年1月に家財の地震保険500万円に加入した人が、地震で次のような損害を受けたとします。

・食器棚が壊れ、食器類が割れた。

・パソコン、テレビ、洋服だんすが倒壊した。

・冷蔵庫が壊れ、中にあった食料品がダメになり、廃棄処分とした。

 

それでは、上記、家財の5分類表をもとに計算してみましょう。

(計算方法)

・食器陶器類

 分類内での品目の構成割合は、各1%ですので、

 食器、食料品で → 1%×2(種類)=2%・・・①

・電器器具類

 同様に、品目の構成割合が2.5%ですので、

 パソコン、テレビ、冷蔵庫で → 2.5%×3(種類)=7.5%・・・②

・家具類

 同様に、品目の構成割合が4%ですので、

 食器棚、洋服だんすで → 4%×2(種類)=8% ・・・③

 

これらを合計(①+②+③)すると17.5%となります。損害区分の認定基準表(2017年1月以降)で見ると、損害額が10%以上30%未満に該当し、一部損となります。支払われる保険金は地震保険金額の5%で、500万円×5%=25万円です。

 

この査定方法によると、家財の価格は関係ないということがわかります。安い物であっても何種類かの品目が損害を受ければ「小半損」や「大半損」になる場合もあります。逆に、高価な物が壊れても「一部損」にしかならないこともあります。分類ごとの構成割合を加算し、10%以上の場合に初めて保険金の支払いが可能となります。

(2)保険金が支払われない場合等

ただ、保険金が支払われない場合もあります。

地震等により保険の対象が損害を受けても、地震等が発生した日の翌日から起算して10日経過後に生じた損害や、紛失・盗難によって生じた損害の場合には保険金が支払われません。例えば、1月1日に地震が発生すれば、1月12日以降の損害は対象外となります。また、複数回の地震による損害は、72時間以内の地震をまとめて1回とカウントします。

 

 

4.まとめ 

いかがでしたか。今回は、地震の家財保険についてお話しました。こんな方法で査定されるのかと、意外に思った方もおられるのではないでしょうか。今回のポイントは次の通りです。

(1)今回のポイント

・損害割合が10%以上の場合、保険金が支払われる

・対象となる家財には分類があり、損害割合(%)が決められている

・分類ごとの構成割合を加算し、損害の程度を判断する

(2)最後に

実は、私も以前は地震の家財保険には入っていませんでした。ただ、ここ数年は各地で地震が発生しており、他人事とは思えなくなってきました。建物は大丈夫でも、家財が被害を受ける可能性もあります。家財の地震保険の場合、家財の査定対象が広いというメリットもあり、加入しました。なお、被災した際には、スマホ等で画像に保存しておき、自分で勝手に判断して保険金請求を諦めないといった点も大事です。写真などがあれば、査定がしやくすなります。

 

私たちのまわりには様々なリスクがあります。どんなリスクがあるか、どんな補償(保障)を付けるべきか、その都度アドバイスできるパートナーが必要ではないでしょうか。損害保険も、生命保険も、保険のことなら保険事業部へ。

 

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