ご存じですか?いま話題のSDGs これだけは知っておきたい3つのポイント(前編) | ユニヴログ

ご存じですか?いま話題のSDGs これだけは知っておきたい3つのポイント(前編)

総務部です。
皆さんは、最近、ネットやテレビのニュース等で「SDGs(エス・ディー・ジーズ)」という文字を目にしたことはないでしょうか。時々見たり聞いたりするけど、詳しくは知らないという方もおられるかもしれませんね。このところ、企業や地方公共団体が取り組むSDGsなど、様々な形でSDGsが社会に浸透しつつあります。今回は、SDGsとは何か、私たちが最低限知っておきたいポイントについてお話したいと思います。

1.SDGsとは

そもそも、SDGs(エス・ディー・ジーズ)とはどんな意味なのでしょうか。

(1)持続可能な開発目標のこと

SDGsとは、「Sustainable Development Goals:持続可能な開発目標」のことを言います。2015年9月の国連サミットで採択されたものです。国連加盟193か国により、2016年から2030年の15年間で達成するための目標として掲げられました。ひとことで言うと、「世界にある様々な課題を、みんなで解決するための目標」ということになります。

(2)持続可能とは

「持続可能な開発」とは、どういうことでしょうか。国連ではこれを「将来のニーズに応える能力を損ねることなく、現在の世代のニーズを満たす開発」と定義しています。つまり、「誰ひとり取り残さない」という共通理念のもと、子供、孫といった先の世代までのことを考えた開発が求められるということです。

2.SDGsの目標とは

SDGsは17の目標を設定しています。その内容を見てみましょう。

(1)17の目標

 ① 貧困をなくそう
 ② 飢餓をゼロに
 ③ すべての人に健康と福祉を
 ④ 質の高い教育をみんなに

 ⑤ ジェンダー平等を実現しよう
 ⑥ 安全な水とトイレを世界中に
 ⑦ エネルギーをみんなに そしてクリーンに
 ⑧ 働きがいも経済成長も
 ⑨ 産業と技術革新の基盤をつくろう
 ⑩ 人や国の不平等をなくそう
 ⑪ 住み続けられるまちづくりを
 ⑫ つくる責任 つかう責任

 ⑬ 気候変動に具体的な対策を
 ⑭ 海の豊かさを守ろう
 ⑮ 陸の豊かさも守ろう
 ⑯ 平和と公正をすべての人に
 ⑰ パートナーシップで目標を達成しよう

 

貧困や飢餓などは以前から取り組んできた内容です。今回はそれ以外に「⑩人や国の不平等をなくそう」など、先進国でも取り組むべき項目も含まれています。2030年までの目標達成を掲げていますが、早急に対応すべきものもあります。特に環境、地球温暖化問題は急を要する課題と言えます。

 

さらに、地域ごとで内容が異なるものも含まれています。例えば、「⑪住み続けられるまちづくりを」などです。これは、私たち市民がそれぞれの実情に沿った形で考えるべき内容です。

(参考)持続可能な開発目標(SDGs) 総務省

(2)169のターゲットと232の指標

SDGsでは17の目標の他に、169のターゲットと、232の指標も定めています。イメージ的には、「目標」が大分類で、「ターゲット」が中分類、「指標」が小分類という感じです。例えば、目標「①貧困をなくそう:あらゆる場所のあらゆる形態の貧困を終わらせる」を具体化したターゲットについて見てみましょう。

 

ターゲットの1つ目として「2030年までに、現在1日1.25ドル未満で生活する人々と定義されている極度の貧困をあらゆる場所で終わらせる。」というのが設定されています。これをさらに細かくしたものとして「指標」が設定されています。

 

それは、「国際的な貧困ラインを下回って生活している人口の割合(性別、年齢、雇用形態、地理的ロケーション(都市/地方)別)」というものです。この割合(指標数値)を減少させるために、みんなで行動しましょうということになります。

(参考)「指標仮訳」 総務省

3.前身の「MDGs」は途上国向けの目標だった

あまり知られていませんが、以前、MDGs(エム・ディー・ジーズ)というのがありました。これはSDGsとは何が違うのでしょうか。ひとことで言うと、MDGsは開発途上国向けの目標でした。これに対し、SDGsは先進国も含めた開発目標ということになります。

 

MDGs(Millennium Development Goals:ミレニアム開発目標)は、極度の貧困と飢餓の撲滅など、2015年までに達成すべき8つの目標を掲げたものでした。貧しさに苦しむ開発途上国の課題を解決することが目標であったため、先進国の関心が低かったのです。この点を踏まえ、MDGsの目標達成年としていた2015年に新しくSDGsを採択したのです。

 

一方、SDGsは、MDGsとは異なり、取り組む課題は、先進国にも関係のある内容を、多く追加しています。例えば、ダイバーシティ(多様性のこと。集団において年齢、性別、人種、宗教、趣味嗜好などさまざまな属性の人が集まった状態)や環境問題などがあります。言い換えると、世界の人々が「自分自身に関わること」として、取り組める内容になったということです。

SDGs17の目標

4.まとめ

いかがでしたが。今回は最近注目されているSDGsについてお話しました。ポイントは次の3つです。

・SDGsとは、先の世代まで考慮した課題を、皆で解決するための目標のこと
・17の目標を具体化た169のターゲットと232の指標がある
・前身のMDGsを踏まえ、SDGsは先進国にも関係のある目標を設定した

 

私たちに身近な問題も、SDGsに当てはまることが多いことがわかります。SDGsは、普遍的な目標として「誰ひとり取り残さない」という約束を掲げています。これは、全ての人のために目標を達成し、かつ、最も弱い立場の人々に焦点を当てることを意味しています。私たち一人一人が考えて、できるところから行動することが必要です。

 

当社のSDGsへの取り組み

私たちユニヴライフもSDGsへの取り組みを始めます。事業上の課題としては「安全安心な住環境の提供」や「環境に配慮した経営」「働き方改革」などがありますが、これらの課題をもとに、それに対応するSDGsの目標を設定します。そして目標達成のために、各社員が目的意識を持った行動ができるようにしたいと考えています。

 

SDGsは、「私(わたくし)ごと」として取り組むべき課題。ユニヴライフとして何ができるか、今後も考え続けたいと思います。これからの活動については、後日、このブログに掲載予定です。

 

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