被災地で活躍する「損害保険登録鑑定人」 損害調査とスピーディな保険金支払いを支援します! | ユニヴログ

被災地や各地で活躍する「損害保険登録鑑定人」損害調査とスピーディな保険金支払いを支援します!

保険事業部です。

年が明け、早くも松の内が過ぎましたが、2020年のスタートはどのような感じでしょうか?振り返ってみますと昨年は、またも台風・地震などの自然災害が多い年となりました。被災された皆様方には心よりお見舞い申し上げます。皆さまは、元の生活に一日でも早く戻れることを望んでおられると思います。そのような状況の中、いち早く損害額を査定し、スピーディーに保険金がおりる手助けをする人がいるのをご存じでしょうか。 今回は、損害保険登録鑑定人についてお話ししたいと思います。

1.損害保険登録鑑定人とは

そもそも、損害保険登録鑑定人とは、どの様な仕事をする人のことを言うのでしょうか。

(1)損害調査、算定のプロ

ひとことで言うと、「損害額、保険価額算定のプロ」です。「鑑定」というとお堅いイメージがあるかもしれませんが、損害保険登録鑑定人は、損害保険の保険価額(保険の対象の評価額を金銭的に評価した額)の算定を行います。また、それ以外に、保険金が適正かつスピーディに依頼者に支払われる支援も行っています。

資格取得のためには、一般社団法人日本損害保険協会が実施する「保険・一般常識」「電気」「機械」「建築」「簿記会計」などの試験に合格することが必要です。その後、登録された人のことを損害保険登録鑑定人と言います。鑑定人は、損害保険会社から委託を受け、損害状況、原因調査等を行い、保険の目的物の評価と損害額の算出を行います。

(2)資格認定は3ランク

鑑定人の資格には、次の通り3ランクあります。

①鑑定人1級

2級鑑定人の資格取得後、より高度な技能、知識を有し認定試験に合格した者

②鑑定人2級

3級鑑定人の資格取得後、相当の技能、知識を有し認定試験に合格した者

③鑑定人3級

社団法人日本損害保険協会が実施する試験に合格した者

(参考)損害保険登録鑑定人試験(日本損害保険協会)

 

また1級、2級、3級の技能ランク以外に、「建築士」「土木施工管理技士」など、一定の公的資格取得者による「専門鑑定人A」「専門鑑定人B」としても登録できる制度があります。鑑定人は損害保険会社から委託を受け、保険対象物の評価、損害額の算出、事故状況、原因の調査や、それらに関連する業務を行います。

 

なお、損害保険登録鑑定人は、保険会社の要請で鑑定を行いますが、あくまで第三者機関としての考え方が求められます。常に、中立、公平の立場を貫き、対象物の価値を算定することが求められる仕事です。

2.鑑定人の役割とは

それでは次に、損害保険登録鑑定人は、具体的にどの様な仕事をするのでしょうか。主な内容を見てみましょう。大きくは次の3つです。

(1)損害鑑定

一つ目は、支払保険金を適正に算定することが挙げられます。火事や自然災害などで被害が発生した後に、保険会社の依頼を受けて調査、鑑定を行い、損害額の算定を適正に行います。また、保険会社が依頼者(保険契約者)に、円滑に保険金を支払えるようサポートします。

(2)評価鑑定

その他に、適正な保険価額を算定することが求められます。契約者が保険会社と保険契約を結ぶ際に、事前に保険対象の鑑定を行い、保険価額を算定するものです。

(3)広域災害

ここ数年、日本では大規模な自然災害が起こっています。地震、台風、洪水、豪雪等で、大きな被害が発生した場合、いち早く被災地に駆けつけ、一定期間滞在し、被害状況の調査や、損害額の算出を行います。

3.鑑定人に必要な能力とは

ここまで、鑑定人の仕事内容を見てきました。ところで、鑑定人の業務を行うためには、どのような能力が必要とされるのでしょうか。

(1)保険商品知識と情報収集力

適正な保険金を算定することが重要となりますが、保険商品は様々であり、それらの詳細を理解しておく必要があります。また、鑑定人は現地で、土地や建物の損害状況を調査しますが、損害額を算定するためには、ポイントを押さえた正確な情報収集力が必須です。さらに、収集した情報を分類、整理し、分かりやすい形で記録するスキルも必要となります。

(2)判断力とコミュニケーション力

保険商品の知識の他に、現地の状況から、復旧にどの程度の金額が必要かを判断する力が要求されます。また、鑑定人は鑑定後に保険会社や被災者、その地域の人達との意思疎通も必要となります。他には、建物修理業者などとの調整や、交渉が必要な場合もあります。このように、鑑定人としての判断力や、多くの人との関係の中で仕事を進めるコミュニケーション力も必要です。

(3)気力と体力

その他に、鑑定人には気力と体力も必要です。被災地では、鉄道や道路が寸断されている場合や、高層ビルのエレベーターが故障している場合などもあり、自らの足で坂や階段を昇り降りし、移動しなければならないケースもあります。また、鑑定人は自宅から離れ、長期間、現地に滞在することもあります。そんな環境にも対応できる能力は不可欠です。

4.最後に 

いかがでしたか、今回は、損害保険登録鑑定人についてお話しました。知力、体力、コミュニケーション力が要求される公共性の高い仕事であることがお分かりいただけたのではないでしょうか。

 

自然災害は防ぐことのできないものです。一定の頻度で必ず発生する損害をカバーするのが損害保険です。その保険が役立つためには、損害状況を正確に把握し、補償額を算定する鑑定人が不可欠です。

子会社i-Spec(アイスペック)のご紹介

私たち、ユニヴライフの子会社で、損害保険調査鑑定業務を行う会社があります株式会社i-Specです。損害を迅速、正確に鑑定し、被災者が一日も早く、元の生活に戻るためのお手伝いをする鑑定人のプロ集団です。

 

i-Specには、損害保険登録鑑定人以外に、専門鑑定人A登録者、二級建築士、一級建築施工管理技士、二級建築施工管理技士、建築積算士がおり、さらなる鑑定水準の向上に努めています。保険事業部ともども、宜しくお願い申し上げます。

株式会社i-Spec(アイスペック)ホームページ

 

私たちのまわりには様々なリスクがあります。どんなリスクがあるか、どんな補償(保障)を付けるべきか、その都度アドバイスできるパートナーが必要ではないでしょうか。損害保険も、生命保険も、保険のことなら保険事業部へ。

 

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