賃貸マンションを長期間不在にするとき、気を付けたい「3つのトラブル」と対策とは? | ユニヴログ

賃貸マンションを長期間不在にするとき、気を付けたい「3つのトラブル」と対策とは?

管理部です

年末が近づくにつれ、周りが慌ただしくなってきました。皆様、年末の予定はお決まりですか?長期休暇という事もありご実家に帰省される方や、ご旅行に行かれる方も多いのではないのでしょうか。長期間不在にすることで、空き巣被害や、予期せぬ水漏れなどのトラブルが発生するケースがごく稀にあります。いくつか対策がありますが、今回はいますぐ安価でできる対策についてご紹介いたします。

1.空き巣・侵入のトラブル

長期不在時に起こりうることのトラブル代表例は空き巣です。何日もカーテンを閉めていると、泥棒に「この家が留守である」ということを認識されてしまいます。最近ではON/OFFタイマーが内蔵された照明器具や、「Amazon Echo」や「Google Home」などのスマートスピーカを使って照明や家電の制御もできますがまずは犯罪者の侵入を防止することが必要です。

 

侵入窃盗の侵入口は「窓」が6割、「玄関」が4割

警視庁のホームページ「平成30年の住宅対象侵入窃盗の発生状況」によると住宅の侵入は、縁側、ベランダ、居室の窓からの侵入が56.8パーセントと多くなっています。玄関等の出入り口からの侵入は43.2パーセントとなっています。

 

侵入窃盗は56.8%が窓から侵入

警視庁生活安全総務課 手集計

 

窓の侵入対策

補助錠をつける

窓からの侵入の多くは、ガラスを割ってそこから手を入れてクレセント錠を開けて侵入するという「ガラス破り」と言われる方法です。サッシの真ん中についているクレセント錠の横のガラスをドライバーなどで割るのですが窓の上下に補助錠を取り付けることによって、中央部だけでなく、上下のガラスを割って補助錠のロックを外す手間が増えますので、侵入をあきらめる可能性が高くなります。

窓の補助錠は1個当たり数百円で販売されていて安価で調達できますので、窓の上下に付けることをおすすめします。

振動&衝撃検知アラームをつける

窃盗犯が侵入を試みようとしたとき、ガラスに衝撃を加えられたりした際に警報アラームが作動するようにしておきましょう。大きな音がなることで侵入者の存在を近隣にしらせることができます。振動&衝撃検知アラームは1000円程度~ で市販されていますので補助錠と合わせ技で設置しておきたいですね。

 

玄関ドアの対策

補助錠をつける(ワンドアツーロック)

空き巣は5分を超える時間がかかると侵入をあきらめる割合が68.5%というデータがありますので、侵入するために5分以上かかる構造にしておくことが大事です。玄関からの侵入対策として、通常の鍵に追加して補助錠を設置することによって泥棒に「この家に侵入するのに5分以上かかるな。やめておくか…」と侵入をあきらめる可能性が高くなります。ワンドア・ツーロックは侵入意欲をそぐのに効果的です。

 

後付けで扉や枠に穴を開けることがなく取り付けすることができ、退去時に簡単に元に戻していただける賃貸物件向け補助錠が多く販売されていますが、賃貸にお住まいで補助錠の設置をされる方は事前に家主や管理会社に相談して許可を得ておくことをおすすめします。またお部屋の玄関ドアとドア枠の形状が補助錠を取り付けることができるタイプのものか確認しておくことも必要です。

 

サムターンガード

玄関口からの侵入方法はおもに、ピッキング、カム送り、サムターン回しなどが挙げられます。割合的には減ってきていますが、築年数の古い賃貸などでは、玄関錠の仕様によってはサムターン回しで侵入される可能性も依然として残っています。サムターンガードは数百円で購入できますのでつけておいて損はありません。

 

2.漏水トラブルを予防しましょう。

洗濯機の水栓からホースが外れる

不在時に洗濯機の給水ホースが外れ、お部屋の中や階下のお部屋が水浸しになったという事例に遭遇したことがあります。あまりに大量の水が漏れたため、床においていた動産は濡れて使えなくなってしまっただけでなく、下の階にお住まいの方がお持ちの動産を弁償しなければならない事態になってしまいました。旧式の蛇口に4点ねじで固定するものでなくストッパー付きのニップルでもホース外れの事案があります。そうならないためにも、洗濯機を使用しないときは洗濯機等ホースが接続されている水道の蛇口を閉めておきましょう。

 

 

3.寒波対策もお忘れなく

水道管の水を抜く

冬季限定になりますが、強い寒波が来ると水道管が凍結し膨張した氷が水道管を破裂されるという事があります。予防するためにはお部屋の大元の水栓を閉めた上、お部屋内おいずれかの水栓を一旦開くことで、多少の水が吐出されることにより水道管内の圧力が下がります。すべて水を抜く必要はなく、ある程度お水が抜けていたら対策になります。大元の水栓は室外のパイプスペースや1階床面に水道メーターと一緒に設置されていることが多いです。

 

ガス給湯機の電源は切らない

ガスでお湯を沸かすタイプの給湯機では、寒波をダイレクトに受けるベランダに設置されていることがあります。このような場合でも、ガス給湯器には自動凍結防止ヒーターが搭載されていることが多く、寒波が来ても凍結しないのですが、長期不在時にお部屋のブレーカーを切ってしまうと自動凍結ヒーターが作動せず給湯器内部が凍結膨張により破裂してしまうリスクがあります。そのため、お部屋のブレーカーは切らずに家電は各コンセントから抜いておく。ガス給湯器の電気は通電したままにしておくように心がけましょう。

 

できうる対策をとって安心してお過ごしください。

いかがでしたか。今回は安価で簡単にできる長期不在時の対策をご紹介させていただきました。今できうる対策をとっていただき帰省先や旅行先でも安心して楽しい時間をお過ごしください。

 

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